乳幼児・小児のウイニングと抜管
観察しておく項目
- 呼吸不全が改善しているか
- 中枢機能が改善しているか
- 循環動態が安定しているか
- 感染が抑えられているか
- 鎮静薬や鎮痛薬の影響が許容範囲内であるか
新生児・小児の抜管基準
- 呼吸機能の程度
- 上気道閉塞の程度
- 呼吸筋の疲労度
〔呼吸機能における小児の抜管基準〕
- 自発呼吸における啼泣時肺活量(CVC)≧15ml/kg
- 最大吸気圧(MIP)≧35㎝H2O
- 最大吸気流速≧4mL/sec/cm height
〔呼吸機能による新生児の抜管基準〕
- 静肺コンプライアンス(Cst)≧0.6mL/cmH2O/kg
- 自発呼吸における啼泣時肺活量CVC≧15ml/㎏
- 呼吸抵抗(Rrs)≦300㎝H2O・kg/L/sec
〔抜管基準となる上気道閉塞となる気道閉塞の程度の評価〕
抜管前に20~30㎝H2Oの気道内圧をかけて、気管チューブと喉頭の隙間から空気が漏れる音を確認して抜管後の喉頭浮腫を予測する。
〔抜管基準となる呼吸筋の疲労度の評価〕
3~5㎝H2OのCPAPを2時間行って、前後でバイタルの変化、血液ガス所見の変化を確認することで呼吸筋の疲労度を確認する。
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