胸腔ドレーンとは?導入方法について

低圧持続吸入器

胸腔ドレーンとは?

胸腔ドレーンとは、胸腔内にカテーテルを留置して、低圧持続吸引器などにより吸引する治療です。胸腔に溜まった多量の胸水を排液したり、気胸により胸腔内に空気が漏れだして脱気が必要な場合に使用します。

胸腔ドレナージに使用するカテーテルは、トロッカーカテーテルといって、X線造影が可能なカテーテルが使用されます。

・トロッカーカテーテル

トロッカーカテーテル(https://msgoods.jp/product/detail.cgi?item_id=15A00887より)

胸腔ドレーンの手順

  1. 穿刺部位のやや下の皮膚を切開する。
  2. ペアンを挿入して筋肉を広げる。
  3. 切開部位からトロッカーカテーテルを挿入して、胸腔内に穿刺する。
  4. 穿刺後に、トロッカーカテーテルの内筒を引き抜いて、外筒(カテーテル)を胸腔内まで進める。
  5. カテーテルをコッヘルでクランプする。
  6. カテーテルにドレナージボトル(壁掛け式吸引器)または、低圧持続吸引器に接続して、コッヘルを外して吸引する。
  7. 皮膚を縫合して、カテーテルをテープで固定する。

 

カテーテルの挿入部位

カテーテルの挿入部位は、気胸時と、胸水貯留時では少し異なります。気胸に対しては、鎖骨中央線上の第2または第3肋間腔から挿入します。

胸水貯留時は、腋窩中央線の第5~6肋間腔から挿入します。この部位には胸水が溜まりやすいためです。
胸骨説明

コチラも合わせてどうぞ

看護師の転職先を探すには⇒看護師が転職する理由!迷ったときはどうすればいいのか?
呼吸療法試験の勉強法⇒3学会呼吸療法認定士の勉強法を解説します!