サーボi保守管理の注意点

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はじめに

サーボiは、フクダ電子の人工呼吸器です。当装置のオーバーホールなどのメンテナンスを実施するには、フクダ電子が開催する講習会に参加する必要があります。今回は、サーボiの管理時の注意点について紹介します。

 

サーボiのメンテナンスについて

サーボiは、使用前の日常点検及び、年に1回もしくは5000時間運転後のプリベンティブメンテナンス、2年に1度のバッテリ交換が必要です。それぞれについてもう少し詳しく紹介します。

日常点検

日常点検は、電源投入後の画面で始業点検を選択すると半自動で行うことができます。日常点検は、5分程度でできます。簡単に日常点検ができるのがうれしいところです。

プリベンティブメンテナンス

1年に1回もしくは、5000時間使用した場合、プリベンティブメンテナンスを実施する必要があります。プリベンティブメンテナンスとは、消耗部品を交換して動作点検をするメンテナンスです。

プリベンティブメンテナンスでの交換部品は、以下の2点になります。

定期交換部品セット(Sa-6532621) 50000円
O2セル(Sa-6640044) 72000円

この交換部品の中で、特に高価なのがO2セルです。これは、酸素濃度を測定する部品です。この部品は、とても繊細にできており、使用期限を過ぎたO2セルを使用しつづけると、設定O2濃度と測定O2濃度が大きく狂って警報が発生します。ただ、O2セルを交換しないでいい方法が存在します。

その方法は、O2セルの代わりに、O2センサー(Sa-6671467)という部品に交換します。

O2センサー自体の値段は、25万円でとても高いです。ただ、O2センサーは、一度装着すると交換する必要がなく、毎年O2セルを交換することを考えれば、早めにO2センサーに交換した方が、長い目で見ると大きなコストダウンとなります。。

その他の交換部品

バッテリ

バッテリ(Sa-6487180)の交換期限は、2年となっています。サーボiは、複数個のバッテリーが装着できるようになっています。バッテリの値段は、1つあたり約5万円と高価です。ただ、使用期限を過ぎたバッテリを使用すると電源を入れるたびに『バッテリー交換』とメッセージが表示されます。

サーボiでは、バッテリ製造から30カ月経過すると自動的にこのメッセージが表示されるようです。このメッセージは、バッテリを交換しないと消去することができません。また、サーボiのこのメッセージは、バッテリ製造からの日数で発生するため、サーボiのバッテリを在庫で持つ際は、注意が必要です。

呼気カセットメンブラン

呼気カセットメンブラン(Sa-6586791)は、呼気カセットに装着されている部品で、定価20000円です。この部品は、定期的に交換するわけではなく、残量が少なくなったら交換します。サーボiの画面で、残量を確認でき%で表示されています。交換の間隔は、サーボiの使用頻度により大きく異なると思いますが、当院では3~4年に1度交換しています。

 

メンテナンス講習会

サーボiの定期点検などの部品交換を実施する場合は、フクダ電子が開催するプリベンティブメンテナンスの講習会に参加する必要があります。
講習会の参加については、フクダ電子のホームページを参照してください。

講習会の日程

まとめ

サーボiは、他の会社の人工呼吸器と比較して院内のスタッフだけでメンテナンスを行うことができます。人工呼吸器のなかには、メーカーに依頼しないと定期点検ができないものも多くあります。メーカーに定期点検を依頼すると数十万円とか、100万円とか請求する会社もあります。

サーボiは院内のスタッフ(臨床工学技士など)で、管理できるので部品代のみで管理でき、維持費が比較的安くできるのがサーボiの素晴らしい点だと思います。