呼吸リハビリテーション各論⑤(教育指導)

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教育指導

教育指導の有効性

  • 教育指導は、患者の症状軽減にはこうかがありません。
  • 教育指導時のaction planを含む教育指導は、患者の救急受診回数や入院日数を減少させることが認められています。

指導方法・指導項目

指導方法

  • 指導は自己管理能力を高めることを目標とし、急性増悪の早期発見と治療に関するaction planは必ず含める
  • 指導は、リハビリのプログラムに組み込んで、セッション毎に実施する。
  • 教育のアイテムとして、患者用テキストが必須です。
  • 指導は、ビデオ・パソコンの映像も良いが訓練を積んだ指導者による直接指導が最も効果的です。

指導項目

指導項目は、「自己管理能力」を高めるための項目になっています。

<肺の知識>

  • 肺の働きと病的肺の病態生理

<専門的技術>

  • 薬剤及び酸素の使用方法
  • 気道の清浄化の技術
  • 急性増悪の防止と早期治療

<日常について>

  • 運動とADLの維持
  • 動作の効率化の方法
  • 食事の方法
  • 禁煙、刺激物質を避けること
  • 病院受診のタイミング
  • レジャーや旅行について

<精神的なこと>

  • 慢性肺疾患との向き合い方・終末期の意志

まとめ

教育指導時のaction planを含む教育指導は、患者の救急受診回数や入院日数を減少させることが認められています。またトレーニングと知識の吸収は、患者の自身と自主性獲得にも役立ちます


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