目次(クリックすると移動します)
★対象疾患と目的★
対象疾患
- 慢性呼吸器疾患の急性増悪
- 急性呼吸器疾患の急性期から回復期まで
- 長期人工呼吸器施行で離脱困難になっている症例
目的
<実施の目的>
- 呼吸状態の早期改善
- 退院時のADL改善
- 長期人工呼吸器管理からの離脱
- 退院後の予後改善
<目的達成のために>
- 気道の管理
- 合併症の予防
- ADLの再獲得
- 運動耐容能の改善
- 人工呼吸器離脱の促進
実施形態
病棟専属の理学療法士を確保して、担当医、看護師スタッフと連帯して治療を行います。
できるだけ早くリハを開始するために、理学療法士が症例(論文)を主治医に見せて働きかけることも必要です。
用いる手技
- コンディショニング
- 離床とADLトレーニング
- 運動療法(負荷量のエビデンスはない)
- 教育指導・社会的心理サポート
急性期から回復期における呼吸リハの効果
- 退院時における患者の運動耐容能と健康関連QOLを有意に改善
- 退院時後の再入院と脂肪リスクを減少
BTS/ACPRCの呼吸理学療法ガイドラインでは、COPD増悪直後からの呼吸リハにgradeBの推奨レベルが与えられています。
ただし、COPD以外の症例では効果はまだ確立されていません。
〔参考文献〕
第20回3学会合同呼吸療法認定士認定講習会テキスト
呼吸療法認定士オンライン動画講座講義用テキスト
最近のコメント