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患者の選択基準について
呼吸リハの適応範囲
軽傷~重症まで全ての重症度において呼吸リハビリテーションは有効とされています。重症度に合わせて個別の処方を行うのが原則です。
(2009年改訂COPDガイドラインより)
保健治療の適応範囲
あえて、健康増進と医療の境界で分類するならば、COPDガイドラインⅡ期相当(FEV1/FVC<70%、かつ50%≦FEV1%<80%)以上の重症度が目安です。
また、保健治療の適応もその範囲が目安となります。
略語の解説
FEV1:1秒量(詳細)
FVC:努力性肺活量(詳細)
FEV1/FVC:1秒率(詳細)
FEV1%:1秒率(詳細)
FEV1:1秒量(詳細)
FVC:努力性肺活量(詳細)
FEV1/FVC:1秒率(詳細)
FEV1%:1秒率(詳細)
呼吸療法の学習では、略語がたくさん出てきます。1つづつでいいのでゆっくり覚えていきましょう。
具体的な患者選択基準
☆重要☆〔患者選択の基準〕
- 症状のある慢性呼吸器疾患
- 標準的治療により病態が安定している。
- 呼吸器疾患による機能的制限がある。
- 呼吸リハビリテーションの施行を妨げる因子や不安定な合併症がない。
- 患者自身に積極的な意思があること(インフォームドコンセントによる)
- 高齢であるという年齢制限や、肺機能、動脈血ガス分析による基準は定めない。
Aerosol Consensus Statement.Chest 1991;100:1106-09より引用
まとめ
呼吸リハビリテーションは、全ての慢性呼吸疾患の患者に有効です。病態が安定して本人に意欲があれば実施することができます。
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