高圧ガス容器と配管設備の医療ガスの識別区分について

高圧ガス容器と配管の色別区分

ボンベと医療ガス配管設備の色区分

高圧ガス容器や医療ガス配管は、ガスの種類により色分けがされています。ただ、ボンベと医療配管設備では、色の区分が異なります。

そのせいで、医療ガスの取り違えなどの事故が発生しております。特に、配管設備では酸素は、緑色ですが、ガスボンベでの緑は二酸化炭素です。これは、決まりを作った人間が悪いとしかいいようがありませんが、一度制定した決まりごとは、なかなか改定が難しいので、間違えないように注意するしかありません。

ボンベ 医療ガス配管設備
酸素
二酸化炭素
亜酸化窒素
窒素
空気

ガスボンベの接続誤りの防止機構

配管設備では、医療ガスの誤接続を防ぐために、ピン方式やマニホールド方式が用いられています。(参照

ガスボンベについても、誤接続の事故が相次いだことから、以下の安全対策を実施されています。

ヨーク型バルブ

小型・中型のガスボンベに用いられる安全対策です。ガスごとにピンの位置が異なり誤接続を防ぎます。

ヨーク型(攻略2015呼吸療法認定士確かめドリルより引用)

A2弁(おねじ)

大型のガスボンベに用いられる安全対策です。

おねじ(攻略2015呼吸療法認定士たしかめどりるより引用)

院内でできるボンベ誤接続の対策

とにかく、ガスボンベの誤接続の事故をよく耳にします。ガスボンベには、独自でガス名を記載した札をかけたり、定期的に勉強会を開催してスタッフ全員に周知してもらう必要があります。


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