「胎児循環の特徴」と「出生後の変化」

出生後は、胎児循環から私たちと同じような循環に移行します。

ここでは、胎児循環の特徴と、出生後の循環の変化について学びます。

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胎児循環の特徴

胎児の血液循環は、私たちと大きく異なります。以下の特徴があることをまず頭に入れておいてください。

・胎児では肺は機能しておらず、母親の臍静脈より酸素化された血液を受け取る
卵円孔という穴により、右心房と左心房が直接つながっている。
・肺動脈と大動脈が動脈管により直接つながっている。
・動脈管は、筋性血管で固い。
・大動脈、肺動脈は弾性血管である。
・肺動脈から流れる血液は、肺につながる動脈が狭窄しておりほとんど肺に流れずに、動脈管から大動脈に流れる
・肺循環の血液量は全心拍出量の約8~10%程である。

出生前後の循環動態の変化

ここまでは、胎児の循環は、特殊だと説明してきました。

しかし、出生後は私たちと同じような循環に移行します。どのように変化していくか頭に入れていきましょう。

出生前後の肺胞の変化

胎児の肺胞を含めた気道は、肺水で満たされています。出生後の肺は、肺水を空気に置換されます。

出生後の循環動態の変化

  • 肺動脈が開き、肺血流量が増えます。
  • 卵円孔が閉じます。
  • 動脈管が閉じます
  • 静脈管が閉じます。
  • 臍動脈、臍静脈が閉じ、胎児循環がなくなります。
  • 出生後6~24時間で肺血圧は急速に低下して、5~10日で成人レベルまで低下します。

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