呼吸療法認定士のおすすめのテキストを紹介します。

呼吸療法認定士試験対策用の問題集は、複数の会社から販売されています。どこの問題集良いのか迷っている人も大勢いると思います。
ここでは、それぞれの問題集の特徴とどの問題集がおススメかを紹介します。

また、問題集以外にも呼吸療法認定士に役立つした参考書についても紹介させてもらいます。

呼吸療法認定士の過去問・予想問題集

アステッキ

アステッキは、医療資格の問題集や動画コンテンツを作成している専門の会社です。問題集は、看護師や臨床工学技士などの専門の資格を持ったスタッフにより作成されています。

基本、応用が販売されています。ちなみに基本編はテキストの基本的な内容の正誤を確認するような比較的簡単な問題、応用編では、細かな内容も出題されます。

基本と応用編を合わせると660問程度の問題数あります。解説のボリュームもそこそあるので、過去問演習は、この2つのみで十分だと感じます。また、2019年度版からはスマホアプリも利用できるようになりました。

[販売ページ]
基本編:Amazon
応用編:Amazon
公式サイト

日総研

医療系の専門誌を多数取り扱っている出版社が作成した問題集です。特殊な問題を除外して、臨床でも役立つ基本的な問題を中心に作製していて解説量は多めです。

問題数が300問程度と少ないので、これだけでテキストの広い範囲は補うことができません。この問題集のみ購入するなら、テキストを熟読する必要があります。問題集の販売は、4月頃の予定です。

〔販売ページ〕
Amazon(2018年度版)

青本

こちらの問題集は、会社などではなく個人事業主が作成して販売している問題集です。過去問集を販売している業者の中では、最も古く、その点では信頼度が高いと言えます。

青本を使用する場合、注意しなければならないのは解説集が少なく問題の難易度も難しいことです。標準テキストで調べながら学習する必要があります。問題の搭載数は多いです。(700問以上)

〔販売ページ〕
公式ページ

メディカ出版

メディカ出版は医療系の専門誌を取り扱う出版社です。メディカ出版の過去問集は、基本的な問題が搭載されており、フルカラーで図やイラストが多めなのが特徴です。解説は、最も充実しているし見やすいので、とりあえずはこの本一冊だけでも学習することが可能です。

問題数が200問程度と少ないので他の問題集と併用したほうがいいでしょう。

〔販売ページ〕
Amazon(2018年度版)

問題集のまとめ

3社の問題集は、どれも受験者の口コミから問題を作っています。したがって、内容は似通っています。どの過去問題集を購入しても、しっかりとテキストを読み込めば合格するだけの実力は身に付くはずです。

最終的には問題を解きながら関連するテキストの場所をチェックしてその周辺の文章を熟読しておくとよいです。テキストの範囲は膨大ですが、テキスト全体の中からまんべんなく問題は出題されます。

呼吸療法認定士の学習に役立つ『参考書』

試験に合格するためには、過去問と講習会テキストの学習のみで十分です。ただ、より効率的に勉強しようと思ったり、理解を深めようとする場合はその他の参考書を利用すると便利です。

標準テキストは、幅広い分野について重要事項が簡潔にまとめられており素晴らしいテキストだと思います。しかし、「発送されるのが遅い。解説が簡潔すぎる。(なぜそうなるのか?理由の解説が少ない)」という欠点があります。

もちろん理由などなく、丸覚えしなければならない知識も多数ありますが、なぜかという理由を知っていれば覚えなければいけない内容も少なくなるし、臨床でも応用力がつきます。

したがって、「テキストが届くまでに早めに勉強したい、講習会の予習をしたい、呼吸療法についての書籍を持っていない」という方は、これから紹介する参考書をどれか1冊もっておくと便利です。

新呼吸療法

こちらは、過去に呼吸療法認定士を取得した人を対象に、時代の流れとともに新しくなった呼吸療法について、再学習してもらう為に、発行されたテキストです。

したがって、呼吸療法認定士のテキストと内容が非常に似ています。標準テキストが到着するまでの、テキスト代わりに使用に有効です。価格は、1万円近くと高いですが、不要になれば「ヤフオク、メルカリ、Amazon」などで、定価の半値以上では売れます。

標準テキストより、優れているのは各章の単元ごとに「KYEPOINT」として、重要事項が端的にまとめられていたり、動画のDVDが付属しています。まずは、この書籍でKYEPOINTを中心に暗記・理解していけばいいでしょう。

〔販売ページ〕
Amazon

呼吸療法合格への厳選ポイント実況中継

日総研より出版されている参考書です。呼吸療法認定士の試験対策のセミナー内容を文章として掘り起こしたものです。丸一日のセミナーなのでカバーしている範囲は限られていますが、基本や理解しにくい分野(解剖・血ガス・呼吸機能検査・酸素療法・人工呼吸療法)にしぼって説明しています。

この本の良いところは、なぜそうなるのかということをかみ砕いて説明している点です。ここまで詳しく解説している本は、他にないのではないでしょうか?

呼吸療法を理解するうえでは、解剖、呼吸生理、血ガスをしっかりと理解することが重要です。これを理解しておけば、他の分野でもなぜそうなるのか?ということが自分で想像したり、予測することができるので知識の取得が容易になります。

この3つの基本は、しっかりと説明されているので学習のとっかかりの本として購入しておくといいでしょう。

このテキストの注意点は、ページのところどころに略語などの小テストがでてきます。小テストの内容を全部覚えてから次のページに進もうとして、なかなか先に進むことができません。始めて学習する人は、小テストのページは、読み飛ばしていいと思います。略語などは、過去問などを解きながらその都度覚えたほうが効率的です。

〔販売ページ〕
Amazon

やさしく分かる肺の検査と酸素療法

呼吸療法の基本的なこと(解剖、呼吸生理、血液ガスなど)が学べる参考書です。難しいことを省略して、呼吸療法の要点を端的に解説しています。ページ数や文字数が少ないので、過去問に取り掛かる前の基礎学習に効果的です。現在は、廃版となっており、amazonでは定価以上の価格で販売されていることもあるので注意して下さい。

少々古い書籍ですが、解剖や呼吸生理などの基本は時代が変わっても内容は変わらないので気にしなくて大丈夫です。旧版と新版があります。

〔販売ページ〕
新版:Amazon
旧版:Amazon

呼吸療法認定士オンライン動画講座講義用テキスト

これは、アステッキのEランニング動画講座用のテキストです。絶対に覚えなければいけない重要事項が、箇条書きにまとめられたテキストです。重要事項の確認や知識の整理・復習に大変役立ちます。

〔販売ページ〕
公式サイト

まとめ

呼吸療法は、丸覚えだけでなく、イメージしたり理解しなければならない内容も少なくありません。過去問集だけの学習だけだと、知識が断片的な部分ばかりになり理解が浅くなります。

テキストや参考書も利用することにより、全ての分野が頭の中で繋がります。そのレベルまでしっかりと学習すれば必ず試験で合格できます。

試験まで、まだまだ日数があります。「毎日どの程度学習するか?何月までにはどこまで学習するか」などの、計画を立てると継続して勉強が続けられると思います。


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