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・人工呼吸中のモニタリング
人工呼吸中は、様々な合併症を起こす可能性がある為、患者さんの全身状態を集中的にモニタリングする必要があります。もし、異常が見られたら、早期治療して重症化することを防ぎます。
人工呼吸中にモニタリングするべき項目は、以下になります。
- 重要臓器の機能
(中枢神経・循環・呼吸・腎臓・肝臓・消化管) - 血系の凝固
- 代謝・栄養状態
- 感染症
このページでは、「中枢神経系」のモニタリングについて紹介します。
・中枢神経のモニタリング
1.中枢神経のモニタリング
中枢神経系のモニタリングで最も重要なのは「神経学的兆候の観察」です。
ちなみに、これらの観察は鎮静していると意識レベルの確認ができません、鎮静薬を定期的に中止(もしくは効果が切れたときに)、観察します。
もし、異常が見られたら、中枢神経の異常を調べる検査を行います。
中枢神経の検査⇒脳波、聴性脳幹反応、頭蓋内圧、CTスキャン、脳超音波検査(新生児の場合)
2.人工呼吸中の鎮静
鎮静の目的
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